- フロントラインの施術をした時に、夫の脚が驚愕するくらい歪んでいました。仰向け時、脚がわざとかと思うくらい外に向き、足(足首下)もとても傾いており、よくこれでまっすぐ地面に立ってるな、と思う程でした。 質問ですが、施術する際に、足は、まっすぐにした状態に向けてやったほうがいいのか、足のむくままの向きでやるのか教えてください、 (足を真っすぐの向きにするのはかなり大変なレベルだったので…)
- フロントラインにアプローチしようとして仰向けに寝た時に足が外に向いてしまう状態は特に男性に多くみられます。逆に女性は内側に捩れている方が多くいます。これは骨盤の形状や筋量の違い、関節の硬さなどの男女差が関係してきます。
しかしそれ以上に筋膜の捩れがこの様な足の歪みを引き起こしています。
質問の様に足に歪みがあっても立った時は足の捩れをカバーする様に全身を上手く使って目線が平行になるように働いているので、普段足の捩れは気にならないです。むしろ気が付きません。
本題ですが、足が内外に捩れているせいで上手くフロントラインにアプローチ出来ない時は、単純に足を逆に捻って真っ直ぐにしてからアプローチしてみましょう。
その時は足先だけ捻るのではなく、股関節から足全体が真っ直ぐになる様に捻って下さいね。そうすれば歪みがきつくてもアプローチ出来るくらいには真っ直ぐになるはずです。
- 体幹や大腿四頭筋の筋力低下ですが、原因は筋肉の収縮からの筋力低下しょうか?(この方は仰向け時、脚が外へ開きます。) 平背の方はフロントラインよりもバックラインを重視してアプローチしたほうが良いでしょうか?横向きでの体幹へのアプローチが有効でしょうか?
- 体幹や大腿四頭筋等の筋力低下は単純に筋肉使ってないからですね。
ちなみに、これらの筋肉や他の全身の筋肉はウォーキングでは一切鍛えられません。脚が外にひらくのも、衰えやすい内転、内旋する筋力群が弱っている証拠です。この場合外側のラテラルラインが短縮していることが多く見られます。
平背の場合フロントラインの方が悪くなっている傾向がありますが、一概に言えずバックラインもおかしくなりがちです。この場合も背中の筋力低下が原因の一つです。
- 体位の順番ですが。うつ伏せ、横向き、仰向けとしたい場合、身体の作用から縮んでるフロントラインを仰向けでアプローチした後、横向き、うつ伏せどちらからアプローチした方がいいでしょうか?お客様の状態にもよると思いますが、理想はどうなんでしょうか?
- 姿勢や動作からフロントラインがおかしいと判断し、フロントラインから施術にはいるのはセオリーに沿っていて良いと思います。
その後は横向き、うつ伏せ、どちらでもかまわないのですがフロントラインからの流れからいくと横向きを両側終わらせて、うつ伏せ、出来るなら最後にもう一度仰向けでやる流れがいいかと思います。
(絶対ではないですが私はこの流れが多いです。)
- 前回の応用講座でフロントラインをやりましたが、1stテクニックにも、大腿直筋や前脛骨筋といったフロントライトのリリーステクニックがありますが、どちらも使うことで効果が上がるのですか?
- その通りです。
同じターゲット部位に対しても
アプローチ方法や角度が違えることで施術効果を上げることができます。なので、様々なアプローチ方法を試してください。ただし、同じ部位を長時間続け過ぎてもあまり効果は期待できませんので次に進んでください。
- ファーストの外側広筋ですが、 筋肉の筋というか、手掌で感じる箇所が手根だったり、MP関節だったり部分的でいいでしょうか?狙ってる外側広筋は縦に長いので、手掌の真ん中指先から手掌付け根に掛けてまんべんなく感じるのが理想でしょうか?アドバイス宜しくお願い致します。 因みにベッドでの外側広筋、半腱半膜様筋のアプローチと床でのアプローチが同じ様にできました。これも田中さん田中佑佳さんの根気の指導のおかげです。ありがとうございます。昼から例の姿勢が悪い首が前へ出てる御高齢の施術をします。また報告や質問をさせてもらいます。
- 外側広筋に限ぎりませんが、例えば手を掌〜指先までまんべんなく置いたとします。その時、手根、母指球、小指球、又は指先と様々な箇所で硬さや動きの悪さを感じる時があるはずです。それは人それぞれ筋膜の異常ラインが違うので同じ筋肉でも張りを感じる箇所は違うのは当然です。なので今回感じた感覚は間違っていないので気にしなくても大丈夫です。スライド方向、ベクトルをその硬い方に向けると効果的です。
- 受講講座
- 応用講座
- 受講して勉強になった点
- 反り腰の大半がフロントラインが主な原因だということを知れたの事と、今回学習した筋肉が異常のときはどのような体の状態になるかが参考になりました。
- 今後学びたいこと
- 筋肉のどこに異常が出てるかを施術前に診断?
評価できる方法を知りたいです。
- タオル無しの状態の施術が望ましいですか?
- できる限り、タオルや衣服は少ない方が望ましいのですが、多くの場合服の上からのアプローチになると思います。服の素材が、伸びたり、滑ったりしてしまう場合、うまく出来ない場合がありますが、その時はタオルを使うと、服の状態に左右されず施術効果が出せます。その場合、薄手のタオルを使用して下さい。
- 受講講座
- 基礎、応用、実践講座
- ひとつの部位(筋肉)のテクニックで、いくつか施術方法があります。その違いを教えて下さい。
- 例えばその部位を豚肉だと思ってください。施術方法は調理方法です。できるだけ多くの調理方法(テクニックバリエーション)を知っている方が、様々は状態(症例)に対応できます。柔軟に対応ができるように、テクニック方法も数多く紹介しています。(今後も増やしていく予定です。)
- 受講講座
- 基礎講座
- フロントラインだけを全部やる際に、おすすめの順番はありますか?足からとか胸にむけて順番にとか…
- 断然足から胸です。理由は、下肢の方が負担がかかっていることが多く、下から上に上がっていく方が施術効果が高い為です。